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こどもが歯を痛がる原因は虫歯?

乳歯が生えたらお越しください〜生後6ヶ月ごろ〜

お子さんが歯の痛みを訴えると、多くの親御さんは虫歯を疑われるかもしれません。しかし、歯の痛みの原因は虫歯だけではなく、さまざまな要因が考えられます。以下に、子どもの歯の痛みの主な原因と対処法についてまとめました。

1. 歯ぎしりや噛み合わせの問題

特に「下の前歯が痛い」と訴える場合、歯ぎしりや噛み合わせの問題が原因となることがあります。お子さんは成長過程で顎を発達させるために歯ぎしりを行うことがありますが、過度な歯ぎしりは歯に負担をかけ、痛みを引き起こすことがあります。また、睡眠不足や歯並びの問題が歯ぎしりを強める要因となることもあります。

対処法

  • お子さんの睡眠環境を整え、十分な休息を確保しましょう。

  • 歯並びや噛み合わせに問題がある場合は、歯科医師に相談して適切な治療を検討しましょう。

2. 食べ物の詰まり

虫歯ではなくても、食べ物が歯と歯の間に詰まることで歯肉が刺激され、痛みを感じることがあります。特に、歯と歯の間に食べ物が挟まると、歯肉に炎症を引き起こすことがあります。

対処法

  • デンタルフロスを使用して、歯と歯の間に詰まった食べ物を取り除きましょう。

  • うがいをして口腔内を清潔に保ちましょう。

3. 口内炎

口内炎は、歯茎や口の中に小さな潰瘍ができ、痛みを伴うことがあります。原因としては、ストレス、栄養不足、口腔内の傷などが考えられます。

対処法

  • 刺激物(辛い食べ物や酸味の強い食べ物)を避けましょう。

  • 口内を清潔に保ち、必要に応じて口内炎用の薬を使用しましょう。

4. 歯の生え変わり

お子さんの歯が生え変わる時期には、歯茎に違和感や痛みを感じることがあります。特に、永久歯が生えてくる際に歯茎が腫れることがあります。

対処法

  • 特に問題がなければ経過を見守り、痛みが続く場合や強い場合は歯科医師に相談しましょう。

5. 歯肉炎・歯周炎

歯垢が溜まることで歯茎に炎症が起こり、痛みや腫れを感じることがあります。初期の歯肉炎は痛みを伴わないことが多いですが、進行すると痛みや出血を引き起こすことがあります。

対処法

  • 適切な歯磨きとフロスの使用で口腔内を清潔に保ちましょう。

  • 定期的に歯科検診を受け、プロフェッショナルクリーニングを行いましょう。

お子さんが歯の痛みを訴えた場合、自己判断で放置せず、早めに歯科医師に相談することが大切です。早期発見・早期対処が、お子さんの歯の健康を守る鍵となります。

みやこデンタルクリニック

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